
こんにちは。株式会社フードケアのマーケティング課です。
医療や介護の現場で耳にする「お粥ゼリー」。
その名前から何となく想像はできても、実際にどんな特徴があり、いつ・誰に使うべきかが曖昧だということはないでしょうか。
この記事では、
✔ お粥ゼリーとは?
✔ お粥ゼリーに欠かせない製品『スベラカーゼ』とは?
をわかりやすく解説します。
目次
- 1 お粥ゼリーとは?
- ・お粥と何が違うの?
- ・酵素入りゲル化剤を使用しないとどんな性状になる?
- 2 酵素入りゲル化剤「スベラカーゼ」とは?
- ・スベラカーゼの特徴
- ・2016年度食創会 第21回安藤百福賞「発明発見奨励賞」を受賞
1.お粥ゼリーとは?
ゼリー状のお粥です。
一般的にお粥に「酵素入りゲル化剤」を加え、ミキサーにかけて作ります。
食べる機能が低下して「ご飯」が食べにくくなった場合、「軟飯」、「お粥(全粥)」へと形態調整をしますが、お粥の状態でも食べにくくなった場合、「お粥ゼリー」が選択されます。
※ 軟飯・全粥については「【完全版】介護食の主食(ご飯)完全ガイド|形態調整の落とし穴!?」を参照ください。
お粥と何が違うの?
ミキサーにかけるため、お米の粒の有無が大きな違いになります。


「酵素入りゲル化剤」を使用しないとどんな性状になる?
お米の粒の有無が大きな違いであれば、お粥(全粥)をミキサーにかけるだけでよいはずです。
ただ、ミキサーにかけただけのお粥(ミキサー粥)では以下のような課題があり、かえって食べにくい性状になってしまうということがあります。
✔ べたつく
✔ 唾液で性状がゆるくなる(離水)
ミキサー粥:「のり」のようにべたつきます

べたつく原因は、お米由来のでんぷんです。
子供の頃、お米の粒をつぶして紙をくっつけた経験はないでしょうか?
また、「でんぷんのり」というものもありましたよね。
それくらい、でんぷんはべたつきやすい特性があります。
でんぷんは温かい状態の時より、冷めれば冷めるほどベタツキが顕著になります。
ミキサー粥:唾液で性状がゆるくなります(離水)
また、唾液で性状がゆるくなる(離水する)のは、唾液に含まれる「でんぷん分解酵素(α-アミラーゼ)」によるものです。
スプーンでミキサー粥をすくって口に運んでを繰り返していると、唾液中の「でんぷん分解酵素(α-アミラーゼ)」がミキサー粥中のでんぷんを分解し、だんだんと液状へと変化してしまいます。
サラサラとした液体は、飲み込むタイミングをとるのが難しいとされています。
このようにミキサー粥は、食べ始めから食べ終わるまでに性状が変化するため、場合によっては飲み込みにくく感じられることもあります。
2.酵素入りゲル化剤「スベラカーゼ」とは?
お粥ゼリーを作る際に用いる「ゼリー食の素」です。
スベラカーゼの特徴
- べたつきの原因であるでんぷんをでんぷん分解酵素(α-アミラーゼ)で分解し、べたつかないゼリーに仕上げます
- 唾液による離水が抑えられるため、食事の最後まで安定した性状にすることができます
- 温かい状態で食べることができるゼリーを作ることができます
2016年度食創会 第21回安藤百福賞「発明発見奨励賞」を受賞
「医療・介護現場の声から生まれたお粥のゼリーの素「スベラカーゼ」の開発と普及」の貢献により、第21回安藤百福賞「発明発見奨励賞」を受賞しました。 日本初・世界初の着眼点の製品です。
ニュース:第21回安藤百福賞「発明発見奨励賞」受賞

まとめ
- お粥ゼリーは、お粥(全粥)・ミキサー粥の課題を克服した介護食(嚥下調整食)です。
- お粥ゼリーを作るには、「酵素入りゲル化剤」の使用が必要で、代表的な製品としては「スベラカーゼ」があります。
スベラカーゼは、2026年10月で発売20周年を迎えます。
本記事が、皆さまにとって「お粥ゼリー」を正しく理解するための一助となれば幸いです。
投稿:2026年1月16日 マーケティング課




